最上伝承野菜に認定されている「久五郎豆」。以前は「大土(だいど)豆」と呼ばれ、山形県最上町内全域で栽培されていましたが、現在栽培しているのは佐藤家一軒のみとなりました。佐藤家の屋号である「久五郎(きゅうごろう)」をとって「久五郎豆」と呼ぶようになりました。味噌にした時の風味が良いことから、この豆にこだわり栽培を続けてきました。
平成16年から家族で「久五郎みそ」として販売するようになりました。原料は豆と麹と塩のみ。麹は自家製秋田こまちを使用。味噌の味と色をよくするため、圧力鍋などを使わず、まき火でゆっくりと4時間かけて丁寧に煮るのがこだわり。